◆ストーリー紹介

カイネア大陸の遥か東方に位置する島国
『終矢魔教国』
宗教も風習も大陸の国とは異なるこの小国は、
神秘力と呼ばれる、
未来を見通す力を持った女王によって、
何百年もの間、統治され続けていた。

しかし、第51代女王・久弥魅矢火の、
突然の失踪によって、
教国の内政は著しく混乱する。
行政府は急遽、魅矢火の娘である神楽を、
新女王として担ぎ上げ、
内政の安定化を図ろうとしたが、
未だ神秘力に目覚めていなかった神楽は、
未来を予知する事が出来ずに、
ことごとく失敗を繰り返してしまっていた。

この事態に際し、
彼女の守り役であった来栖紫煙は、
神楽の能力を覚醒させる見返りに、
『彼女の肉体』を行政府へと要求する。
本来なら絶対に許される事のない紫煙の要求。
しかし、国家存亡の危機に瀕していた行政府は、
彼の要求を全面的に受け入れてしまうのである。

こうして、神楽の与り知らぬ所で、
秘密裏に動き始めた紫煙の陰謀。

それは神楽を偽者として捕縛し、
凌辱刑を受けさせるというものだった。

敵国の間者が扮装しているのでは無いか?

という、有り得ない嫌疑を突如掛けられ、
監獄へと収監されてしまった女王・神楽。

彼女の凌辱刑が執行されるのは翌日早朝。
たった一晩という短い時間の中で、
神楽の脱出劇が、いま始まろうとしていた。